安吾巷談

どうもこんばんわ。大阪のネジ屋です。

週末ですが、皆さんはどんな週末をお過ごしになるのでしょうか?

僕のフライデーナイトは、同僚と飲みに行って、ワリカンをいいことに、

たくさんマティーニを飲みました。すみません。

 

さて、皆さんは昔を懐かしんだり、昭和レトロとか大正ロマンとかは好きですか?

ラジオでも良く話すネタですし、若者の間でも昭和レトロなんかが流行ってますね。

廃墟なんかも流行ってるらしく、廃墟カフェなんてものあるらしいです。

僕も廃墟は好きですし、とくに新し目のホテルが好きです。

 

そういうものが好きな人の間でも、理由は色々だと思います。

ちょっと非日常だったり、それがちょっとオシャレだったり、

そんな雰囲気にいる自分を楽しんでいるのかもしれません。

 

僕がそれらを好きな理由は、ごちゃごちゃしてて、汚くて、人間臭い場所に対する親近感と、

逆にそれらが無くなってしまったという、妙な寂寞感があるんですよね。

大人になった時には完全に平成でしたし、

その残り香が完全に潰されていく様だけを見てきました。

 

そんな僕に、昔はどうだったのかということを教えてくれるのが、

このエッセイ?時評?である”安吾巷談”(著者:坂口安吾)です。

インターネットで読めますし、一話が短いのですぐ読めると思います。

 

僕がとくに好きなのは"東京ジャングル探検"で、

如何に昔の街ってのが今と違うのか教えてくれます(もう65年前の話みたいですね)。

詳しくは読んで頂きたいのですが、そこに登場する人物は、

現在の我々とは全く異なっています。

 

本当にこれが面白い街なのか?あるべき街なのか?それは僕にはわかりません。

ただ、このような雰囲気を抑え、街を浄化しようとした勢力は、確実に存在していると思います。

安全・安心を求めることは良いことだとは思いますが、

なんだか街も人間も完璧を目指し過ぎ、汚いものを差別し過ぎだと思っています。

 

人間や街ってそんなに綺麗じゃないでしょうと僕は思いますし、

綺麗な部分や汚い部分のバランスがどこかで保たれれば、それが一番良い気がします。

 

いかがでしたか?

今住んでる場所が本当にDQNが多く、道も狭いので、

誰か、爆破をしてでも、町の浄化政策に取り組んでくれないでしょうか?

宜しくお願いします。